顎関節症を予防しましょう

痛みや不快感の原因は様々ですが、筋膜痛由来の顎関節痛は適切なセルフケアと専門医による施術を含む治療により予防が可能です。
病態の原因を精査し診断後、習癖なども含め痛みが起こる可能性を予測することが重要です。
全身疾患由来の顎関節痛をマイクロストレッチ療法により緩和可能なレベルもあり、今後も有効に利用される治療法と考えております。
全身疾患由来は各科主治医と協力し症状緩和への治療が必要になります。(顎関節痛が全身疾患の一部としてみられる病気としては、シェーグレン症候群,関節リウマチ,全身性紅斑性狼瘡,慢性疲労症候群,線維筋痛症,痛風,甲状腺機能亢進症など)、頭痛(緊張性頭痛・片頭痛・群発頭痛など)、また心因性障害や神経因性疼痛があります。
痛みの原因が筋膜痛由来の場合は基本的にセルフケアとOFR.マイクロストレッチ療法により改善と予防が可能です。筋膜痛が多くの顎関節症の病態とのデータも報告されていますが、自己判断ではなく症状が軽度のうちに専門医を受診することをお勧め致します。

顎関節ってどこ?

あごを動かす時または口を開け閉めする際に、自分の耳から少しほっぺた側を触ってみて下さい。あごの動きにあわせて、上下に動く部分が顎関節です。

顎関節症かな?まずはセルフチェック!

  • 朝起きたら口が開きにくい
  • 食事の際片方だけあごが痛い
  • カラオケなど歌うときスムーズに口が開かない
  • あごまわりでカクカク音がする
  • 以前より食事にかかる時間が増えた(食べ物をかむのが、おっくう)

治療までの流れ

STEP1:問 診
日々の習慣や、ささいなことの中に関節や筋肉を疲労させる要因が見つかることがあります。ゆっくりお話しを聞かせてください。

STEP2:診察
主訴の痛みの原因が顎関節ではなく虫歯や歯周病の場合もあります。お口の中に炎症はないか、治療を必要とするむし歯、歯周病はないかなども慎重に診察致します。

STEP3:診断・治療
あごへの負担となっている原因と可能性をご説明させていただきます。症状やご希望に応じ治療方法をお選び下さい。セルフケアもあわせてご説明、指導させて頂きます。